MESSAGE

メッセージ

「MQ会計」という企業会計

MQ会計では固定費(F)を5つに分類する。F1=人件費、F2=経費、F3=設備費、F4=金利、F5=未来経費である。 その中のF5未来経費は「広告宣伝費」「研究開発費」「教育費」を指している。経理的に言えば、「経費」として処理されるが、「広告宣伝費」「研究開発費」「教育費」は紛れもなく投資だ。 「設備投資」は、企業が設備を導入し、生産量を高めようとするための「投資」だ。 その意味では、「広告宣伝費」「研究開発費」「教育費」も、未来にかける投資と言える。 企業は「広告宣伝費」「研究開発費」「教育費」を使う事で、未来を拓く。しかし、「広告宣伝費」「研究開発費」「教育費」を使わなかったとしても、今は何も変わりない。しかし3年5年を経過するとジワジワと効いてくる。 まず投資をして、それを成果につなげ、利益を出し回収する、それが戦略的経営ということなのだ。 「設備」という「モノ」に加えて、「広告宣伝・研究開発・教育」という「コト」への投資ということになる。

知ってもらわなければ始まらない

知ってもらうための投資をしないで商品を売ろうと言う経営者が多い、特に小さな企業の経営者に多く見られるが、それは虫の良すぎる話だ。知られなければ買ってもらえないはずなのに。 特に、零細な企業ほど「知ってもらうための投資」が必要なのだ。売上が少ないということは、知らない人が多いということに他ならないのだから。

誰に知ってもらいたいの?

一言で「知ってもらうための投資」と言うが、誰に知ってもらうのかが問題なのだ。「買っていただくお客様になりそうな人、でしょ!」という声が聞こえてきそうだが、もちろんその通りだ。しかし、現実をよく見てみよう。 印刷屋さんにチラシを頼むとき、自分の都合ばかりに目を向けてはいませんか?あなたが今お付き合いの印刷会社の営業マンは、あなたではなく、あなたのお客様、すなわち「お客様のお客様」のことを考えてアドバイスをしてくれていますか?「お客様のお客様」のことを考えない営業マンは、プロとは言えない。

「マーケティング」って何?

Wikipediaによると「顧客が真に求める商品やサービスを作り、その情報を届け、顧客がその価値を効果的に得られるようにする」ための概念である・・・とある。なるほど、わかったような気がしないでもないが……。 要するに、「商品がひとりでに売れるようにすること」なのだが、黙っていてもお客様が現れるなどということは金輪際あり得ない。そんな時代なのだ。苦労しないでも売れた時代は、もう来ない。

「儲かる仕組みをデザインする」

まずは、自らの会社や商品の強みを明確にして、「強みを育て」「強みを生かす」仕組みを作り全従業員で共有する。「全従業員で共有する」…ここがポイントだ。「へー、うちの社長 そんなことを言っているのですか・・・知らなかった。」と言う話は、よく聞く話だ。しかも、幹部社員からなのだから始末に負えない。そんな会社に必要なのが社員参加型の「フレームワークディスカッション」だ。 8時間をかけて、ジックリ議論する。もちろん弊社社員(会長が殆ど)がリードするから心配はない。その目的は、全従業員で描く「ありたい姿」の明文化だ。そうやって作り上げた「ありたい姿」は、すでに8割方共有できている。後は、細かなことを「方針」や「実行計画」に落とし込めばいい。すなわち「誰に」「何を」「どのようにして」売りたいかを明確にする。これが弊社の提案する「儲かる仕組みをデザインする」と言うマーケティングの考え方なのだ。

デザインは目に見えない

Designを日本語で表すと「意匠」や「設計」の事を言うのだが、松浦印刷では、主に「設計」の意味でとらえている。 松浦印刷の最も得意とする印刷の仕事を「紙にインクを塗る仕事」、とはとらえていない。印刷物やホームページなどは、何か目的を持って作られる。例えば、商品や会社を知ってもらうための広報であったり、わかりやすく多くの人に正確に伝えるための資料であったり、多くの人の印象に残るためのロゴであってみたり、全てがある目的を持って作られる。 だから、ただ「かっこよくて、きれいな」デザインであればいいということにはならないのである。 目的を達成するための設計図を描く・・それが松浦印刷のデザインなのだ。